ハーブはどうしてこんなに人気なの?
多くの人がハーブを様々な形で利用しています。 ハーブは料理や鑑賞用として利用されるだけでなく、美肌や風邪予防、精神安定など実に多彩な効能を持っている事から、スキンケア化粧品やハーブティー、サプリメントでも優れた効果を発揮します。 非常に人気が高い為、最近では、ハーブ関連の資格がたくさんあり、女性を中心に多くの人が趣味やスキルアップの為に勉強をしています。 |
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ハーブの種類
様々な用途によって、ハーブを分類分けする事が出来ます。 考え方は様々ありますが、当サイトでは以下の3つに分類しました。
メディカルハーブ |
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色々なハーブの中でも、特に薬効の高い「薬用植物」をメディカルハーブと呼びます。 |
料理用ハーブ |
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パスタに入れるとおいしい「バジル」や、カレー等に使われる「ローレル」等、料理用ハーブは、肉の臭いを消したり、香りづけの効果があります。 又、ミントはガムやお菓子などの食品だけでなく、消臭やスーっとするメントール効果が優れている為、歯磨き粉や発毛剤などにも利用されています。 |
観賞用ハーブ |
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様々な美容や健康に効果を発揮するハーブですが、美しい紫色が魅力的な「ラベンダー」など、見た目にも美しい物を多数あります。 最近では、見た目にも美しく、料理用としても使えるハーブを、家庭で育てる人も多くなっています。 |
ハーブに期待出来る主な効能。
ハーブティーやサプリメント等でで摂取する事で、以下のような効能に期待する事が出来ます。
抗酸化作用
老化や癌などの生活習慣病の元凶となる活性酸素を、除去する作用です。
光合成を行う植物には、紫外線によって起こる酸化を防ぐ為、抗酸化物質を作ります。
防御機能調節作用
人間の体は、心と体を常に健全な状態に保つ為に、自律神経や免疫システム等が機能しています。ハーブには、これらの機能を正常に保つ為に働く物もあります。
薬効作用
医薬品と似た効能です。例えば、痛みを軽くする鎮痛作用や、炎症を抑える消炎作用です。
外敵除去作用
植物が自ら作り出した、ウイルスや細菌などから物質を、ハーブティーやサプリメントで体内へ摂り込む事で、ある種の病気を改善・予防する事が出来ます。
上記のような効能の他にも、ビタミンやミネラル等の栄養素の補給もする事が出来ます。
ハーブの副作用。
これまで解説しているとおり、ハーブには薬と同じような高い効果を期待出来る部分があります。
その反面、注意しなくてはならないのは、摂り方です。
日本の法律では、現在ハーブは医薬品ではなく、食品扱いとなっていますが、使用を誤ると、副作用を起こす危険性があります。
例えば、精神安定・抗うつ作用が認められているハーブ「セントジョンズワート」と、医薬品である強心剤などを併用すると、薬の作用が弱まってしまいます。
この為、単純に知識がないままでハーブを摂る事は危険ですので、ハーブをサプリメント等で利用する場合には、製品の注意事項や信頼できる薬剤師、医薬品と併用する場合には必ず主治医の確認を受けた後に、利用するようにしましょう。
ハーブの種類と効能。

- アロエ
- 火傷、胃腸病、便秘、風邪、など様々な病気や症状に効果を発揮する万能ハーブとして、利用されています。
- イチョウ葉エキス
- ドイツでは認知症の改善治療目的で医療現場でも利用されており、脳内血流を改善し、脳機能を高めます。
- ウコン
- 肝臓保護が得意なハーブで、アルコール性肝炎やコレステロールの調整を行います。近年はがん予防効果も注目されています。
- エキナセア
- 欧米では、人気ベスト3に入るハーブで、自己免疫力を高める事で、風邪・インフルエンザを予防します。
- エフェドラ
- 中国の伝統医学では古くから用いられているハーブで、咳止めや気管支拡張に働きます。
- エルダーフラワー
- 欧米では、インフルエンザの特効薬との呼び声が高いハーブです。日本でも、味わいからハーブティーで人気です。
- オリーブリーフ
- 調理用油でお馴染みのオリーブの葉の事で、高血圧や糖尿病などの生活習慣病の予防に効果的です。

- カモミール
- 甘い香りが特徴的で、リラックス効果を発揮するカモミールは、女性を中心にハーブティーで大人気です。
- ガルシニア
- 体内で体脂肪が作られるのを抑制する働きから、ダイエットサプリメントでも用いられています。
- ギムネマ
- 血糖値上昇を緩やかにし、又糖質の吸収を阻害する事で、糖尿病やダイエットに効果を発揮します。
- キャッツクロー
- 南米ペルー原産のハーブで、抗炎症・鎮痛作用に期待出来きます。関節リウマチに効果を発揮した臨床結果もあります。

- シャンピニオン
- マッシュルールの事で、豊富な栄養価と口臭や体臭の原因となる腸内悪玉菌の腐敗を抑制する効果があります。
- セントジョーンズワート
- 欧米では、医薬品としても利用されており、軽度・中度のうつ病に対して効果が認められている精神安定ハーブです。

- チェストツリー
- 古代ギリシャ生まれのハーブで、ホルモンバランスの乱れに伴う月経不順に対して働く婦人系ハーブです。
- 田七人参(デンシチニンジン)
- 中国医学では古くから利用されており、豊富な栄養価と独自の有効成分により糖尿病等の生活習慣病を予防します。

- 苦瓜(にがうり)
- ビタミンC等の豊富な栄養価は勿論、特有の有効成分が糖尿病の予防に働くとして人気を集めています。
- ニンニク
- 元気が出る食品としてもお馴染みのニンニクは、滋養強壮や高血圧に効果を発揮します。
- ノコギリヤシ
- 中高年男性に見られがちな、前立腺肥大に伴う頻尿等に働くとして、人気のハーブとして地位を確立しています。
- ノニ
- 東南アジアを中心に自生する植物で、人間の自然治癒力を高めるハーブとして、ジュースやサプリメントで利用されています。

- バナバ
- 世界各国で注目を集めており、多くの臨床試験で糖尿病を予防する効果が示されている注目のハーブです。
- バレリアン
- 不眠症の改善といえば、バレリアンと呼ばれる程、世界各国で行われた臨床試験で効果を示しています。
- ピクノジェノール
- 松の樹皮の抽出物に含まれる成分で、強力な抗酸化作用を持っています。生活習慣病予防やアンチエイジングに働きます。
- フィーバーフュー
- 現代人を悩める偏頭痛の緩和を行うとして、注目されています。欧米ではエキナセアと並んでポピュラーなハーブの一つです。
- プエラリア
- 女性ホルモンと似た働きを行い、美肌やバストアップに働くとして、女性から高い支持を得ています。
- フォルスコリン
- 原産国のインドでは、昔から食用として用いられてきたハーブで、滋養強壮や体脂肪の燃焼効果に期待出来ます。
- ブルーベリー
- 目の健康に良いアントシアニンを豊富に含む事から、世界各国でサプリメント等で利用される大人気ハーブです。

- マカ
- 南米ペルー原産で、標高4000mもの厳しい環境で自生する植物です。豊富な栄養価と、滋養強壮・不妊症改善に働きます。
- マテ
- 南米原産で、マテから作るお茶は、「飲むサラダ」との異名を持つ程、豊富な栄養価があります。脂肪燃焼効果も注目です。
- マリアアザミ
- アルコール性・ウイルス性の肝障害を改善するハーブとして、ヨーロッパを中心とし、世界各国で利用されています。
- マリーゴールド
- 黄金色に輝く鮮やかな花が魅力的で、観賞用での利用も多くされています。利尿や抗炎症作用に働きます。
- ミント
- ガムや歯磨き粉など、多くの用途に利用されているとおり、メントール効果でリラックス作用があります。
- メリロート
- リンパの流れをスムーズにする事で、下半身ダイエットやむくみの緩和に効果を発揮するハーブです。

- ユーカリ
- オーストラリアに多く分布し、喉の炎症へ働くとして、ハーブティーでの利用がされています。

- ラベンダー
- 日本でも観賞用でよく見かけますが、薬効作用としても、イライラの沈静や不眠症の改善等に働きます。
- リンデン
- 柔らかな口当たりが特徴的で、ハーブティーでの利用が盛んです。発汗・利尿作用に働きます。
- レッドクローバー
- 古くから利用されており、喘息の改善や、女性ホルモンと似た働きで更年期障害を予防に働きます。
- レモングラス
- タイ等のエスニック料理のアクセントでよく用いられています。リラックスや疲労回復効果に期待出来ます。
- ロディオラ・ロゼア
- ストレスの緩和や疲労回復、認知症の予防など、世界各国での利用が進む、注目のハーブの一つです。
- ローズヒップ
- 別名でビタミンCの爆弾とも呼ばれているとおり、豊富にビタミンCを含んでいます。ローズヒップはビタミンCの吸収を高めます。
- ローズマリー
- 強力な抗酸化作用を持つ事から、老化防止や生活習慣病の予防に働きます。ドイツでは医療現場でも利用されています。
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